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【コラム】朝風呂は健康?不健康?(1)朝風呂の良くない点とは?

2010年11月26日 · コメント(1) · コラム


一日の終わりに入るお風呂は、
疲れた体と心をリラックス&リフレッシュさせる
大切な時間です。
それは、健康の面からも理にかなっています。

お風呂の体温の変化が眠気を誘う

入浴後、体は温まっています。
やがて体が冷え始めると、眠くなってきます。

身体は、
一度温まってから冷え始めると、
眠気を覚える仕組みになっている

からです。

つまり入浴には、体を清潔にするだけではなく、
睡眠につながるという大きな利点
があるのです。

快眠のためにも、
一日の終わりの入浴は良いことなのですね。

 

一方、朝風呂は、文字通り朝にお風呂に入ります。
一日をスッキリとはじめられる気がします。

しかし、身体のことを考えると、
朝風呂には困った点がいくつかあるのです。

その理由を説明していきます。

質の高い睡眠のが得にくくなってしまう

最近は、朝シャワーや朝風呂派が増えてきました。
朝風呂は「余裕のある人」という感じで悪くないですよね?

しかし朝風呂派は「朝に入るからいいや」と、
夜に疲れて帰宅した後、そのままベッドに直行、
というパターンもあるでしょう。

すると、入浴による体温の変化が得られませんから、
質の良い睡眠が得にくくなってしまいます。

24人の寝付き時間の平均値を調べたところ、
23分→19分と4分短縮(グラフ①)。
目覚めてから起床するまでの平均時間も、
11分→9分と2分短縮しました(グラフ②)。
ちなみに目覚ましのスヌーズ回数も、
2.8回→1.9回に減少。
湯船に浸かる入浴は、寝つきや寝起きに
良い影響があることがわかりました。

「入浴×ねむり」実験室モニター結果報告 | くらしの良品研究所 | 無印良品

ボーッとした頭をシャキッとさせる朝風呂が、
これではなんだか悪循環ではないでしょうか?

副交感神経が刺激されてしまう

また、朝風呂では、
お風呂の持つリラックス&リフレッシュの効果が逆効果
になってしまいます。

朝風呂で体が温まるだけならいいのですが、このことにより、
脳も運動機能も反射神経もスイッチオフ
されてしまうのです。

これは、自律神経1のうち、副交感神経2が優位に働く
メカニズムによるものです。

これから一日の活動が始まるというのに、
体をくつろぎモードに入ってしまう

ちょっと困ったことですね。

このため朝風呂は、自律神経のリズムにとって、
あまり良いことではありません。

朝にお風呂に入ったり入らなかったりという、
不規則な生活パターンも、
同様にあまり良いこととは言えません。

朝食の消化にも悪影響が

朝風呂を朝食前に楽しむ人は多いですが、
実はこれもまた、あまり良いことではありません。

空腹状態では、胃腸の血流が悪く、身体が冷えています。
そんな朝食前の空腹状態で朝風呂に入ると、
身体には何が起きるでしょうか?

お風呂で身体が温められることで、
皮膚の血管に大量の血液が流れます。

すると、胃腸などの内臓は更に血流不足になり、
働きが鈍くなってしまう
のです。

この状態で朝食を取れば、
胃腸への負担は大きくなってしまいます。

同じような理由で、食後すぐの入浴もおすすめできません。
消化のために胃腸に集まっている血液が、
皮膚に集められてしまう
からです。

つまり、
食事に近いタイミングになってしまう朝風呂は、
身体から見ると、あまり良いことではない

のですね。

どうしても朝に入浴したいときは?

しかし、どうしても夜に入浴できなかったら、
そのままというのも気分が落ち着きません。

どうすればいいでしょうか?

朝は湯船に浸からず、シャワーで済ませる
のが、身体にとっては数段良いことです。

その場合も、
・なるべく短時間で
・40℃以上の熱めのお湯にする

のが良いです。

寝起きの悪い人なども、
交感神経*2を刺激することで、
スッキリ目覚めることができるでしょう。

朝は、優雅にぬるめのお湯でゆっくりと、はやめておきましょう。


まとめます。

・お風呂は、体温の変化により睡眠を促す働きがある
・夜に入浴しない朝風呂では、睡眠の質が下がってしまう
・朝風呂で副交感神経が刺激されると、身体の活性が下がってしまう
・朝風呂で内臓の血液が減ると、朝食の消化に良くない
・どうしても朝に入浴したい場合は、熱めのシャワーにすると良い

★続きはこちら
【コラム】朝風呂は健康?不健康?(2)湯冷めを防ぐには?

★睡眠についてはこちらも参考にしてみて下さい
【コラム】睡眠の質を高める(1)健康も病気も夜作られる

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