【コラム】前鋸筋を使う(4)前鋸筋で「正確に狙う」

ターゲット

前鋸筋は、脇腹の肋骨と肩甲骨の裏をつなぐ、
意識して動かすことが難しい筋肉です。

前鋸筋
http://goo.gl/QMy0f

しかし、この前鋸筋をうまく使うことで、
力強く、そして正確に、腕を使うことができます

今日は、前鋸筋の
「腕を狙ったところに正確に出す」
という働きについてお話します。

正確に腕を出す

テニス、野球、ゴルフなど、道具を使って打つスポーツでは、
力さえ出ればいいというものではありません。
正確さが必要です。

前鋸筋を使うと、遠心力で道具を振り回すだけではなく、
「ある方向に正確に押す」
という動きが可能になります。

例えばテニスのフォアハンドでは、
ボールを横からはたくのではなく、
インパクトからさらに腕全体が前に進み、
押すような動きになります。

上のフェデラーのスローモーションでの
フォアハンドのインパクトを見ると、
「横からはたく」のではなく、
かなり身体の前で「押す」動きになっている

のがわかるかと重います。

それも、肘関節を伸ばす動きではなく、
肩から腕全体で押しています

「腕を狙ったところに正確に出す」
ことができるからこそ、トッププロはラインギリギリにでも、
自信を持って打ち込んでいくことができるのです。


一般の人が前鋸筋の動きを意識するのは難しいので、
「脇の下から腕が引き出されてくる」
ように意識するだけでも、
腕がスムーズに出てくるでしょう。

前鋸筋を使う(5)前鋸筋を働かせるコツ

参考:
体の中心から手を伸ばす(1) 前鋸筋
 前鋸筋と菱形筋の働きについて説明されています

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