胸鎖乳突筋

【コラム】胸鎖乳突筋のゆるめ方(1)まずは周りから

胸鎖乳突筋は、鎖骨と、頭蓋骨の耳の後ろの
乳様突起をつなぐ、首の左右側面にある筋肉です。

胸鎖乳突筋
by Google Body

この筋肉が凝ると、精神的に抑圧された感情に
なってしまうことが知られています。
(→胸鎖乳突筋のゆるめ方(2)胸鎖乳突筋と心のつながり

胸鎖乳突筋は首にある筋肉なので、
あまり乱暴に力を入れて扱うことはできず、
ゆるめるのが難しい筋肉です。

この胸鎖乳突筋をゆるめるには、
どうすればよいのでしょうか?

まずは首の周りから

胸鎖乳突筋が凝っていると言っても、
首だけが凝るわけではありません。
むしろ、周囲の胸、頭の凝りが
原因となっていることが多いです。

逆に言えば、胸や頭の凝りが解消することで、
首の筋肉もゆるむことができる
のです。

そこで、いきなり首の筋肉には触らずに、
周囲の筋肉からほぐしていきます。

鎖骨の周りをゆるめる

首が凝っている場合、鎖骨の下のくぼみを
鎖骨に沿って押していくと、
強い痛みを感じることがあります。

その場合、あまり強く押さずに、
鎖骨の下を軽く押さえた状態で、
鎖骨と同じ側の肘を上げたり下げたり
します。

このとき肘は90°ぐらいに曲げ、
手先は逆の脇の下あたりに置いておきます。

難しければ、鎖骨の痛む部分を軽くおさえた状態で、
顔をゆっくりと上や斜め上を向ける
だけでもOKです。
鎖骨から首の皮膚が伸びるのを感じて下さい。
(強く伸ばしすぎる必要はありません)

耳をゆるめる

胸鎖乳突筋は、鎖骨から始まって、
耳の後ろの乳様突起につながっています。

そこで、耳の後ろの平らな部分に手のひらを当て、
円を描くように軽く動かします

凝っている部分は動かすと痛みますので、
痛まない範囲で軽く動かせばOKです。

耳を引っぱって、上下左右にゆっくり動かすのも良いでしょう。
つかむのは、耳の外側よりも、根元に近い部分にします。

頭が凝っていなければ、強く引っぱっても気持ち良いだけらしいですが、
普通は痛むと思いますので、引っぱるのは軽くにしましょう。


ここまで、胸鎖乳突筋自体には触れていません。
しかし、首の筋肉も、かなりゆるめることができます。

原因と結果」のコラムでお話したように、
ある筋肉が凝っているとしても、その筋肉自身が原因なのではなく、
周囲の歪みの蓄積が、弱い部分に現れただけである場合も多い

のです。

首は、5kgもある頭を支える部分です。
座り方などの姿勢に問題があることが、
首の凝りの原因になっていることも多い
です。

「コラム」のコーナーには、座り方や姿勢など、
生活の中での健康についても書いています。
健康についてのヒントが欲しい方は、
チェックしてみてくださいね。

首の筋肉は繊細です。
凝っているからといって、
強く刺激しすぎないように注意してください。

Fujimoto

胸鎖乳突筋のゆるめ方(2)胸鎖乳突筋と心のつながり

コラム」のコーナーでは、
・生活の中で、身体を楽に使えるようになりたい
・回復力を高めたい

というような方のヒントになるような、
身体や健康についての知識を情報発信しています。

よければ、参考にしてみてください。

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