自分の頭の重さを知っていますか?
大人では、なんと5キロ近くもあります!
手で持っても結構な重さです。
そんな重たいものが肩の上に乗っていて、
細い首で支えているのです。
仕事でパソコンを使う人は多いでしょう。
モニタを見ていると、つい頭が前に出てしまいがちです。
すると、首の後ろ側の筋肉だけで、
5キロもある頭を支えることになります。
これでは、血流が滞り、首の筋肉が凝ってしまいます。
☆首を楽にするには?
首に負担をかけずに暮らすには、
どうすればいいのでしょうか?
それは、頭が胸郭の上に乗っている状態を保つことです。
つまり、頭が前に出過ぎず、
耳がちょうど肩の上にある状態です。
そのためには、土台がしっかりしていなければなりません。
体の軸が通った、立ち方、座り方が重要です。
軸については、「体の軸の作り方」を参考にしてみてください。
☆頭を動かすときのコツ
頭を動かすときも、首だけで動かさず、
胸から動かします。
顔が上を向くときは、胸骨のあたりを少し下に動かします。
顔が下を向くときは、反対に胸骨のあたりを少し上に動かします。
頭と胸が同じ方向に動くのではありません!逆の方向です!
☆肩こりの予防にも
頭を支えるのは、首だけでなく肩の筋肉も使います。
つまり、首が前に出ていると、肩こりにもつながります。
また、体はつながっていますから、
首や肩だけでなく、頭、背中、腰にも影響が出てくることでしょう。
つまり、生活の中で、少し頭の位置を意識することで、
体全体への負担を軽くすることができるのです。
日頃の生活の中で、頭の位置や姿勢に、
少し気をつけてみて下さい。
Fujimoto