【コラム】姿勢を良くするコツ(3)足裏に体重をかける位置がずれると?


立つときに、身体の重さは足裏にかかります。

身体の構造を考えると、体重は内外のくるぶしを
結んだラインに乗る
のが自然です。

というのが、前回のお話でした。

それでは、足裏にかかる体重が、
くるぶしの位置からズレてしまうと
どうなるのでしょうか?

くるぶしの位置よりも後ろにずれことは
少ないと思いますので、ここでは
体重がかかる位置が、くるぶしよりも
前にずれるケース
を考えてみます。

ふくらはぎが固まる

脛の骨を通ってかかる体重が、
くるぶしよりもつま先側にかかると、
身体が前に倒れようとしますから、
常に倒れないように踏ん張らなくてはなりません。

そこで、常に足裏やふくらはぎの筋肉を使って、
地面を押し返すことになります。
すると、足裏やふくらはぎには疲労がたまり、
こり固まってしまいます。

ふくらはぎの筋肉は、足に下がった血液を
心臓に戻す、ポンプの役割
があります。
ふくらはぎがこり固ってしまうのは、
健康を考える上では、できるだけ避けたいものです。

太腿の前側(ブレーキ)に力がかかる

体重が前にかかると、膝も前に出ますから、
太腿の前側の筋肉(大腿四頭筋)に力がかかります
。

太腿の前の筋肉はブレーキの役割ですから、
瞬発力が発揮しにくくなります。
(関連:【コラム】身体の後ろ側を使う(3)太腿の後ろを使う(ハムストリングス))

ですから、スポーツなどをする上でも、
なるべく太腿の前側に力が入らない姿勢、
つまり体重があまりつま先側にかからないような
バランスが望ましい
のです。

背中が丸まる/頭が前に出る/腰が反る

また、バランスを取るために、
「膝が曲がり、お尻が後ろに落ち、
 背中は丸まり、頭が前に出る」
という猫背の形、あるいは
「腰が前に出て、腰や背中が反る」
という反り腰の形になり、いずれも姿勢が崩れます。

どちらも、不要に筋肉を緊張させますから、
身体に余計な負担がかかります。


まとめます。

  • 足裏に体重がかかるのは、くるぶしを結んだライン上
  • そこよりも前に体重がかかると、姿勢が崩れる
  • 足裏、ふくらはぎ、太腿前面などがこりやすくなる

体重をかける位置一つで、
様々な悪影響があるようです。
一方で、体重をかける位置など、
あまり気にも留めていないものです。

こういったところに、上達のヒントが
潜んでいるのではないでしょうか。

次回は、姿勢良く立つためのコツについて
お話します。

→姿勢を良くするコツ(4)姿勢良く立つためのコツ

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