【コラム】大腰筋(6) スイングで大腰筋を働かせるコツ


前回、テニスや野球などのスイングにおいても、
下半身の力を上半身へ伝えるという重要な働きを、
大腰筋が持っていることをお話ししました。

今日は、スイングで大腰筋を働かせるコツを紹介します。

・軸を保つ
大腰筋を働かせるには、軸ができていることが必要です。
軸が崩れていたら、他の筋肉がメインで働いてしまいます。

それには、「体の軸をつくり方」で述べたように、
お腹を凹ませ、お尻を締めた状態でスイングします。
【コラム】すべての基本!体の軸のつくり方(2)お腹とお尻を意識すると軸ができる

・膝を閉じ過ぎない
軸を保ったままスイングするための、別のコツです。
野球の右バッター、右利きのテニス選手であれば、
膝は、多少ガニ股に感じるぐらいで大丈夫です。
以前は、内股で構えるようにと指導されていましたが、
現在は膝は軽く開くのが主流です。

前膝を閉じたままスイングしようとすると、
腰を回しきることができません。
前膝は軽く開いていた方が、上体がつっこむことなく、
軸を保ってスイングすることができます。

逆に、後ろ膝は、つま先ではなく、踵で踏み込みます。
すると、膝が回転する動きにはなりません。
体重が前脚に移れば、後ろ脚はフリーになります。
つまり、「後ろ膝を閉じよう」という意識はないのです。

スイング途中のイチロー選手の左膝を見てください。
プロゴルフプレイヤーの後ろ膝も、参考になるでしょう。

次回は、大腰筋をトレーニングする方法についてお話します。

Fujimoto

大腰筋(7) 大腰筋のトレーニング

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