【コラム】テニス肘(テニスエルボー)になってしまったら?

前回は、テニス肘を防ぐということについてお話しました。
【コラム】テニス肘(テニスエルボー)を防ぐには?

今日は、テニス肘になってしまったときに
気をつけたいことをお話しします。

休ませる!

テニス肘になるということは、
テニスが好きな人でしょうから、
これが一番難しいことかもしれません。

しかし、テニス肘になるということは、
ある日だけが悪かった、ということではなく、
長年の積み重ねが原因
です。

痛みは
「これ以上やらないで!」
という身体からのサインです。

人数が足りないから…と
このサインを無視してプレイを続けてしまうと、
一生痛みが取れないことにもなりかねません。

取替えが効かない大事な身体です。
ぜひ、いたわってあげてください。

動かさない!

手は日常的に使わざるを得ないものです。
せっかくテニスを休んでいても、
日常生活の動きの中である程度負担がかかるのは
避けられません。

そんな、日常生活での負担を小さくするためには、
保護する道具を使うのも、良い方法です。

こちらの道具の特徴は、
手首から中指につながっていることです。

「肘を保護する道具なのではないの?」
と感じた方もいらっしゃるかと思います。

テニス肘(ここでは肘の外側が痛むケース)は、
手首を反らせ、手首を親指側へ曲げる動きで痛みが出ます。
これは、肘の親指側から中指につながっている筋肉
(短、長橈側手根伸筋)が原因であることが多いです。

長橈側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん)-筋肉.guide
短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)-筋肉.guide

指の動きを制限することで、
この筋肉に負担がかからないようにしている
のです。

寝ているときにも手は動きますので、
はめたまま寝ても良いでしょう。

肘と手首を使わないフォームを身に付ける

【コラム】テニス肘(テニスエルボー)を防ぐには?
でも書きましたように、
テニス肘は、肘に負担がかかる打ち方を
してしまっているために起きます。

細かい内容は繰り返しませんが、
「肘と手首を使わない」こと、
これがとても重要なポイントです。


まとめます。

テニス肘になってしまったときに
気をつけると良いことをお話しました。

  • 休ませる
  • 動かさない
  • 肘と手首を使わないフォームを身に付ける

取り替えの効かない身体です。
気分もスッキリするスポーツですから、
ケガがないように楽しみたいですね。

まだご覧になっていない方は、
【コラム】テニス肘(テニスエルボー)を防ぐには?
も参考にしてみてください。

「コラム」のコーナーには、スポーツでの身体の使い方のコツや、
ケガを防ぐ身体の使い方などについての記事がまとめられています。
ヒントが欲しい方は、チェックしてみてくださいね。

参考:
テニス肘対策
テニス肘の治療法・治し方
テニス肘~いつまでも楽しくテニスをするために(祥泉針灸整骨院)